今回は「ツギハダレ?ー死へのカウントダウンー」というデスゲームノベルを紹介していきます。
非常にやりごたえのあるアプリができて満足しています。
ツギハダレ?とは?
「ツギハダレ?ー死へのカウントダウンー」は2019年10月18日にNajicoreによって制作された選択肢形式のノベルアドベンチャーです。
旅行中のミステリー研究サークルの大学生8名。
外界と遮断された島。
そこで起こる連続殺人劇。
死体に刻まれた数字は、全滅へのカウントダウン。
全滅か、解決か。このミステリーの鍵は貴方が握っている。
自分達以外に誰もいない、電波も届かない無人島でのサバイバルデスゲームです。
プレイ時間は全エンディングを見て4時間程度です。
広告なしで全て無料でプレイできます。
魅力
キャラクター
メインキャラクターは主人公含め8キャラです。
彼らは大学で同じサークルの仲間でお互いを名前呼びする親しい関係性です。
デスゲームのキャラクターには大きく3パターンあり
- 1つ目はこの作品のようなキャラ同士がクラスメイトだったり、仲のいい友人のパターン。
- 2つ目は全員初対面で誰だこいつら状態のパターン。
- 3つ目は知り合いと初対面が混じり合っているパターンです。
パターン1や3のデスゲームものはキャラ同士の関係性が深いため心理描写が多く殺し合いのストーリーがより盛り上がります。
もちろんパターン2も別の魅力があります。
アプリ紹介欄のキャラクター説明に
「資産家令嬢」「ミステリー狂」「眼鏡」「ナルシストマジシャン」「単純チャラ男」「リスカ女」「天然探偵」「遅刻常習犯」
と八つ目の大罪と似た感じのキャラ付けがありましたが…
部長の直球の「眼鏡」呼ばわりにクスリときてしまいました。
個別視点
キャラクターごとの個別の視点です。
KEMCO作品の隠しモード的なものがいきなりあるのかと身構えてしまいましたが違いました。
キャラクターの過去や、ストーリー上での心情などが描かれています。
次に紹介するエンディングを見るためのヒントになりますのでキャラの言動に目を配りましょう。
エンディング
9種類のエンディングがあります。
こいつが怪しい!いやこいつも怪しい!と状況がコロコロ変わる点も魅力的です。
選択肢の多さと怪しい人物がコロコロ入れ替わる点は「かまいたちの夜」を彷彿とさせます。
実際私も惑わされまくりで最後の最後まで犯人が分かりませんでした。
「あれ?エンディングが全て埋まらない」という場合は以前の選択肢にいけば新たな選択肢が追加されてるかもしれません。
気になった点
システム面での話になります。
セーブ
セーブができません。
私はノベルゲーは選択肢の前でセーブがしたいという気持ちが強く、選択肢でエンディングが変わりますがそもそもどこの選択肢なのかが分からないというのがエンディング回収で不便に感じました。
ただこまめに場面ごとに記録されているのでストーリー進行には大きな影響はありません。
またタイトル画面に戻ると今までのストーリー、視点、エンディングを簡単に確認することができきます。
バックログ
バックログは10台詞までと少ないです。
これは気にしない人は気にしないことかもしれませんが私はよくバックログを見てキャラクターの会話を見直したりするので不便でした。
ちょっとネタバレ
最初に死ぬキャラって怪しく見えるんですよ。
「ダンガンロンパ」とか「トガビトノセンリツ」がいい例ですね。
だから最初に退場した時から沙理奈をずーっと疑ってました。
ストーリー中でも沙理奈に関する話題は出てましたし。
ラストのオーサーの正体を推理する場面でも沙理奈を疑ってましたからね。
というか他の女子2人も怪しかったです。
男子も司以外は怪しんでたかな。
私は初菜が一番お気に入りでした。
だからこそあのエンディングは…
おっとここからは皆さんの目で確かめてください。
まとめ
・広告なしで全て無料。
・仲のいいサークル仲間の中に殺人鬼がいるという緊張感がいい。
・ストーリー中にキャラクターごとの個別視点がある。
・キャラの言動をよく見ておかないと1発クリアは難しい難易度。
・9種類のエンディングがあり、TRUEENDは他の全てのエンディングを見ないと発生しない。
・初菜が可愛い。
マルチエンディング形式はスッキリしてやっぱりいいですね。
1度クリアしてから再度ストーリーを読むとあのキャラの言動はこういう意味だったのかと分かって面白いです。
デスゲームモノは作り手自体も減っているとは思いますが…またこういうノベルアプリが出たら是非紹介していきたいです。
記事中に出てきたゲーム達もいずれ紹介するので楽しみにしておいてください。
デスゲームレビューなら私達にお任せを!
…次の記事でまたお会いしましょう!
正しい選択肢(攻略情報)
ここからはストーリークリアした、またはプレイしている方向けの記事となります。
TRUEENDまでの道のりをまとめています。
Count19
どちらを選んでも問題ありません。
そもそも無限ループです。
デフォルメ初菜可愛い
Count19
「静かな海を見に行こう」
この選択肢は最初は表示されていないのですが私はクリア後にもう1度プレイしてこの記事を書いているので出ちゃってます。
「散歩にでも行こうかな」を選ぶと
BAD END7 予想外のカウントダウンです。
Count18
どちらを選んでも問題ありません。
Count17
どちらを選んでも問題ありません。
Count17
どちらを選んでも問題ありません。
この初菜から誘われるシーン。
ダンガンロンパで舞園が苗木の部屋を訪ねてきたシーンが思い浮かびました。
あっちは同じ部屋で寝るのは禁止なので部屋を交換しただけですが…。
Count15
「俺たちの恐怖を煽るための嘘だろう」を選ぶとBAD END6 覚醒者です。
Count12
「手首を切り落とし数字を〜」を選ぶとBAD END5 早すぎた追求です。
Count10
一見意味ありげな選択肢に見えますがどれを選んでも問題ありません。
Count9
「右のロッジ側の道」を選ぶとCount5にてBAD END4 レッドアウトです。
Count6
どれを選んでも問題ありません。
Count5
「恵太を信じる」を選ぶと
BAD END3 水底の真相です。
Count-2
「望に突き刺す」を選ぶと
NORMAL ENDまでの記されなかった動機です。
「望に渡す」を選ぶと
GOOD END オーサーの創作意欲です。
ここまでの全てのエンディングを見てCount18に戻ると「静かな海を見に行こう」が追加されています。
これを選ぶとTRUE END ボツ作品です。
ネタバレ感想
プレイしてみていかがでしたか?
私はとても無料のクオリティとは思えないほど完成度の高い作品だと思います。
以下私の感想です。
信士は…
デスゲーム主人公特有のモテて、凄い良いやつという安定のスペックでしたね。
自分の好きな幼馴染みを殺してヘラヘラしてる相手を抱きしめるなんて普通はできません。
初菜は…
思いやりがあり、機転が利く100点満点の正統派ヒロインでしたね。
Count19のデフォルメも可愛い。
初菜が望に殺された時はかなりショックを受けたのでTRUE ENDがあって本当に良かったです。
望は…
やっぱり好きにはなれませんね。
鈍色やトガビトのような殺人を強制させられている状況ではないにもかかわらず自分の寿命という個人的な理由だけで大量殺人しちゃう子はさすがに無理でした。
まぁあの時は初菜か恵太か沙里奈が犯人だと思ってましたからね…。
「ツギハダレ?」はデスゲームでも数少ない大団円だと思います。
殺し合いを強制させられている訳ではないのでそもそもデスゲームではないかもなのですが。
ただ島から逃げられない…脱出不可能な場所に殺人鬼がいて、皆が疑心暗鬼になっているという状況はデスゲーム好きにとってはもうデスゲームに思えちゃうんですよね。
では…他の記事も見ていってくださいね?