今回はSwitchのストアで購入した宇宙船を舞台にした本格推理ミステリー「アルタイル号の殺人」を紹介していきます。公式サイトはこちらから。
この作品は4gamerというサイトで知ったのですが『殺人』という直球なワードと美麗イラストに惹かれて体験版をプレイ後、発売日に購入してプレイしました。
ストーリー
「その夢が本当にバカにされるものなのか、わからないけれど……。私はとても素敵だと思う。」
木星の第4衛星・カリスト――そこに人類最先端の研究基地があった。
「シオン・フロンティア」と呼ばれたその地はある日、謎の爆発事故に襲われる。
1年後――基地の残骸が有人宇宙船・アルタイル号によって回収される。
その中にあったものは天才宇宙工学者シオン・ミラーの遺体を収めた冷凍カプセルと、そこに寄り添うアンドロイド・フレム。そして、木星圏で発見された地球外生命体・ホープだった。
それらと乗組員を巻き込んで、やがて船内で不可解な事件が起こる。
果たして事件は謎の生命体によるものか? それとも乗組員によるものか?
逃げ場のない船内に恐怖と疑心暗鬼が渦巻いていく――
主人公が人ではなく宇宙船アルタイル号のマスターAIという斬新な設定です。同じく人でないアンドロイドのフレムという相棒と協力して事件を解決していきます。
主人公とフレムや乗組員が直接触れ合うことはありませんが、フレムを操作して乗組員とスキンシップを取ることはできます。
この可愛らしいフレムに指示を出して船内を調査して進めていきます。またある程度ストーリーが進むと推理モードに入りますがミスをしてもすぐに再開できる優しい仕様です。
価格・ボリューム
先程のリンクの4gamerにあるように価格は1300円、5月7日までは24%オフの988円となります。
1000円越えのノベルということでボリュームはそこそこあり、ゆっくり考えながらプレイして10時間程度です。
残念な点・気になった点(ネタバレなし)
この作品はボイスがありません。
有料の長編ノベルゲームでボイスなしだと寂しい感じがします。
また1000円越えの有料ノベルにしては立ち絵の差分やイベントスチルがやや少なめに感じました。
…がメインのキャラ数も少なく、アクションでも恋愛でもなく推理・ミステリーモノなのでそこまで不満はありません。
まとめ・クリア後レビューについて
アプまとのノベルゲーム記事の多くはクリア後推奨のネタバレレビューの見出しを作っているのですが公式サイトを見ると『現時点では、2章まででしたら実況プレイやプレイ動画の投稿は問題ございません。公開範囲を拡大する場合は改めて告知致します。』とありました。
あくまで動画でブログなどの文章は関係ないかもしれませんが、ゲーム興味あるけど少しだけ見ちゃえと私のネタバレレビューを見て満足して購入されない方が出てくる可能性があるためこの作品ではネタバレレビューの見出しは作らないことにしました。
今後公開範囲が拡大されてストーリーが全て公開可能になりましたら、クリア後の感想を書きたいと思っています。
ネタバレなしの感想を少し書くと…主人公が実体のないAI、相棒がアンドロイドという設定を上手く活かしてる作品だなと思いました。『夢』『渇望』というワードがテーマになっていて人間、AI、アンドロイド。それぞれの想いが交錯するミステリーノベルです。
エンディングに関しては考えさせるものがありました。全てハッピーエンドという訳にはいきませんが…それでもこのゲームをプレイして良かったです。
1章終了(事件発生)までは無料体験版でプレイできますので一度触れてみて続きが気になるようでしたら是非ご購入ください。