今回は私のフリーゲームに続いて2回目となるフリーゲームの紹介となります。
作品の概要の後にはすぐネタバレレビューとなります。
細かく記事の内容を書いていくので途中で面白そうだな、自分でプレイしてみたい!と思われた方はブラウザバックして実際にプレイしていただいても構いません。
ふりーむにてこちらからDLできます。
暗黒SNSしりとりとは?
主人公が目覚めると、暗闇の中。手元にはスマホだけ。
しかし、そのスマホにはSNSチャットアプリがひとつ入っているだけ。
そのチャット相手の「マチコ」とは一体誰なのか?
そして、主人公はこの暗闇から脱出できるだろうか?
ネタバレレビュー
プレイ後推奨ですが…
私やリコ達と一緒にストーリーを知りたいという方はご覧ください。
主人公「藤崎翔」が真っ暗な場所で目を覚ましたところから始まります。
夕方に大学の部室に行ったことまでは覚えているがそこで記憶が途切れています。
翔は探索中に誰の物か分からないスマートフォンを見つけます。
そのスマホには通話や設定のような機能すらなくアプリが1つしか入っていません。
不信感を抱きながら翔はそのたった1つのアプリ。チャット型SNSアプリ「RUNE」を開きます。
トークを開いてみると『いのち』と「マチコ」がメッセージを書き込んでいます。
意を決して『ちょっと、すみません。聞きたいことがあるのですがいいでしょうか?』とマチコに送ります。
すぐに既読が付き
『かい』と送られてきます。
翔は『いや、ふざけないで聞いてほしいんです。なぜ俺がここにいるかわかりますか?』と送ります。
それに対し今度は
『かき』と送られてきます。
翔は話が通じないと嘆き、ふと足元を見ると白く輝く貝と蠣(かき)を見つけます。
そこで翔はこれがしりとりであるということに気づきます。
『いのち』→ 『ちょっと、すみません。聞きたいことがあるのですがいいでしょうか?』→ 『かい』→ 『いや、ふざけないで聞いてほしいんです。なぜ俺がここにいるかわかりますか?』→ 『かき』
最初の『いのち』は翔の…。
翔はトーク欄の上部に「新しいグループ(76)」を見つけます。
76ということは他に沢山のトークグループがあるんじゃないかと考えます。
そしてそのトークルームを覗くと…。
翔はこの人物はルール違反で消されたのだと推測します。
またトークが続いている、つまりしりとりだと理解している人物も存在していて翔は不審に思います。
最初からしりとりだとルールを知っている人物が何度も『る』を仕掛けたことでマチコの返答が遅くなっていることに気づきます。
『る』攻めでマチコを追い詰めます。
しかしマチコが『いじわる』と送った後
最後に『助けて』と残しそのトーク履歴は終わっていました。
翔はこれが都市伝説か何かじゃないかと考えます。
同じ文芸部の仲間が新しい都市伝説を見つけたと言っていたことを思い出します。
そして長く続いているグループを片っ端から読んでいきます。
『る』攻めを除き基本的に長く続いているグループには2パターンあります。
ひたすら長く続けるパターンと『ん』をマチコに言わせようとするパターンです。
例え後者であっても結局長く続くだけで終わりには書き込みがなくなっています。
色々なグループを見ていくうちに明らかに「便利なものを」揃えようとする人がいることに気づきます。
マキコの返答が空間に出現しますからね。
『ら』で終えて『ライト』、『み』で終えて『水』など。
ただそれらも最後には書き込みが途絶えています。
『し』で終えると例外なくマチコから『し』と送られてきて更新が途絶えています。
沢山の失敗例を見た翔はマチコとのしりとりを長期戦覚悟で続けることを選択します。
そこで紙皿に乗った煮豆や、『ラムネ』からの『ねこ』で生き物の猫が出現、ひらがなばかりの返答とこのしりとりの法則を掴んでいきます。
ここで選択肢です。
ではここまでのルールを一旦整理します。
・答えにくい言葉で追い詰めても意味がない。
・『ん』を使った場合負け。
・『し』で終えた場合、マチコから『し』が返ってきて負け。
・その物だけでなくある程度使いやすい形で出現する。
・生き物も現れる。
・マチコはひらがなばかりの返答。
まず私は『か』を選びました。
『ちんか』マチコ『かきのたね』
わを選んでいた場合はこうなります。
ここで2個目の選択肢です。
まずBAD END臭のする2を選びます。
マチコはひらがなばかりの返答のため子供じみた存在に見える。
なので彼女を勝たせるのが正解なんじゃないか?と翔は思います。
翔はマチコの『かかし』に対して『しさん』と送ります。その瞬間。
その後は現実に戻ってきた翔ですが
同じRUNEグループにいた部員全員が失踪していたことが分かります。
また都市伝説を調べた結果、
「しりとりマチコ」という怪談が流布していることも判明しました。
その内容は「暗闇の中、RUNEでしりとりをさせられ続ける。しりとりをしないと殺される」というもの。
そこには「相手が答えられないよう追い詰めたら助かる」「『出口』」と言わせれば勝てる」というような嘘の情報で溢れていました。
BAD ENDだと思ってたのにまさかのTRUE ENDでした。
次はBAD ENDを見ていきましょう。
そしてマチコからの返信が途絶えます。
翔は大事なライフワークが途絶えてしまい発狂します。
狂ったように暴れ回った後、彼はふとあることを思いつきます。
マチコ以外にしりとりをしてくれる人はいるんじゃないかと。
新しいトークグループを作れるんじゃないかと。
そして…。
翔が話していたマチコも連れ去られた人の誰かなのかも?
まとめ
いかがでしたか?
BGMも作品に合っていてゾッとくる怖さでした。
ビックリ要素がなくじわじわとくるホラーは面白いですね。
このようにストーリーを細かく書いていく記事は非常に時間がかかるのですが、短編フリーノベルであればこのようにレビューしたいと考えています。
因みにこのフリーゲームを普通にプレイした場合のプレイ時間は10分程度です。