今までにいくつかご紹介している人狼ゲームというジャンルのデスゲームノベルです。
私は現在デスゲームノベルを制作中なのですがストーリーやゲームルール面で新しいアイデアが浮かべば良いなと思い探していたら見つけたゲームです。
私はこちらのBOOTHから購入しましたがDLsiteやFANZAでも購入できるようです。
そしてこの記事を書いている時に気づいたのですがGooglePlayストアや作者様のブログを見る限り有料版のエピソードも無料で楽しめるらしいです。
私はこのゲームの概要を見ただけでこれは絶対面白い。最後まで楽しめると確信したので迷わず有料版を購入しました。
ストーリー
舞台は西暦2030年。未曾有の大恐慌から復興を遂げた日本。 主人公の月宮 晄斗は片思い中の高円寺 愛紗、幼馴染の朝日南 梨々衣たちと修学旅行を楽しんでいたのだが・・・
突然の睡魔に襲われ、気がつくと辺り一面に血しぶきが付着する真っ赤な教室に・・・ そこには自分が通う狼餓学園の倫理教師。狼森 審が奇妙ないでたちでライフルを携え立っていた。
狼森は晄斗以外にも拉致をされたと思われる同学園の生徒たちに授業と称して、現実で人狼ゲームを行うように強要してきて・・・晄斗は有無を言わさず仲間同士で殺しあうデスゲームへと巻き込まれていく・・・
主な内容・ルールについて
主人公の晄斗(アギト)は幼馴染ので人狼初心者の梨々衣(リリー)と共有者になり人狼ゲームを攻略していきます。役職の名称が少し変更があるものの一般的な人狼とルールは同じです。
命がかかった人狼ゲームということで私たちが実際にする人狼ゲームのルールや進め方とは少し異なる場面があり緊張感があって面白いです。また初回投票と最終投票の2つがあり、まずは初回投票で様子を見ることができます。
商品ページには人狼探しは序の口と書かれていますが私は1人は比較的早い段階で特定できたのですがもう1人は間違えてました。
選択肢はストーリーが分岐するものとただキャラクターの台詞が変わるタイプの2つあり、選択肢が出てきたらセーブをすることをお勧めします。
今作で完結する作品ではなく次作を制作中とあります。実際黒幕の正体と目的を中心とした多くの謎が残っています。
ネタバレありレビュー(ストーリークリア後推奨)
EXモードについて
ストーリーをクリアするとプレイできるEXモードについて私が思ったことを書いていきます。
全てのエピソードを見ましたが多くのキャラの構成としては人狼教室に巻き込まれる前と巻き込まれた後のエピソードとなります。
短いもので5分、長くても10分程度で全キャラ(主人公とリリー除く)回収で2~3時間程度でストーリーに比べるとそんなにボリュームはありません。最初から全員解放されている訳ではなく予め順番が決まっているので解放されたキャラのエピソードから見ていく形になります。
結論から言ってしまうと次回作もプレイしたい!続きが気になる!という方は買って損はないと思いますがあんまり面白くなかったから次回作は買わないかなという方は買う必要はありません。
…が現在は全て無料になっているので関係ありません。
ストーリー全体の感想
人狼ゲームとして完成度が高く非常に面白い作品でした。
キャラクター、背景、システム、BGMなど全て1人で作っているらしくこのクオリティを無料で楽しめるのはありがたいです。
人の生死が関わっている人狼ゲームにしてはグロさ、ストーリーの悲惨さは薄めだったと思います。キャラの死亡シーンも呆気なく、晄斗視点だと投票で決定した人物の処刑シーンしか描写がなく、それも頭をぶち抜いて即死です。
裏を返せばそういう生々しいスプラッター要素が苦手な方でも問題なくプレイできると思います。私としてはもっと絶望感がほしかったです。
基本的に主人公の晄斗と同じ思考で進めていましたが、2日目の人狼会議で神楽坂が占いCO後に太田に黒出しした瞬間、私は神楽坂が狼で太田に襲われたというのも彼女の嘘だと思い疑ってました。
実際は本物の占い師で襲われたのも本当で太田の思考回路が思った以上にクズで更に信頼していた親友に殺されるなど本当に作中でトップクラスに可哀想なキャラだったと思います。
お気に入りキャラはリリーです。彼女が狼に襲撃されるかも…みたいなシーンはアギトと一緒にドキドキしながらプレイしていました。次回作でも彼女の活躍を期待しています。
不満点はEXモードについてでも言いましたが値段の下げ忘れミスです。無料で公開することにしたのならこういった販売サイトでも無料配布にするか販売ページを非公開にするなどの対応をとってほしいです。