ついに念願のケムコ作品を紹介する時がきました…!
デスゲーム好きとか散々書きつつも全く紹介できてなかったですからね。
それにアプまとに新キャラも登場します!
私の愛するデスゲームの記事なのでいつもよりかなり長い記事となりますがこのキャラ達と共に黒の令達に興味を持っていただければ嬉しいです。
黒の令達(コマンドメント)とは?
あぁ、憎いよ。
お前を殺したいくらいに。
沖合125km、逃げ場のない船上で行われた命がけのデスゲームの顛末を描く知略サスペンスノベルADVです。生徒会総括会の懇親イベントとしてタンカー見学旅行が企画された。各校の生徒会執行が集められ、船は港を発つが突然船内に不気味な機械音が響き渡る。『これより君達にはあるゲームを行ってもらう。』そのゲームの名は『ブラックメール』。そして端末に最初の指令が届き全てが狂い始める…。
黒の令達はケムコ作品で初めてクリアしたデスゲーム作品です。
当時は若かったこともあり絵が綺麗、キャラが可愛いという感想しかなかったのですが改めてレビューのためにもう一度プレイしてみてシナリオや、クリア後に見れる追加ストーリー(こちらは無料)でのデスゲームについての非常に興味の惹かれる話など改めて黒の令達を楽しめた気がします。
ゲーム本編が610円。
120×5(まとめ買いで370円)です。
私がプレイした時はゲーム本編がもう少し安かった気がするんですけど…
多分気のせいだと思います。
ストーリー
それではブラックメール開始までの簡単なストーリーをお見せします。
概要欄でもありますが生徒会総括会の懇親イベントとして生徒会の高校生達がタンカー見学旅行として船に集められます。
初対面の人もいるということでキャラクター達の自己紹介が始まります。
私の推しキャラである鍋島と切子ちゃん。
他の生徒達と会話しながら船内を散策しているとついさっきまでいた船員の姿が見当たらないことに気づきます。
そして謎の機械音声でサロンに集合しろと放送されます。
そして高校生達は『デトタリス』と名乗る謎の集団からブラックメールというメール機能を使ったデスゲームを強要されます。
1人ぼっちの香椎が可哀想だけどさ…。
飛び入りで急きょ参加が決定した
「もう1人の参加者」であるハイスペック少女ミシェルを回収し、サロンに戻ります。
そして最初の指令が指令者から送られてきます。
その指令が送られてきた誠司達は順調にこなすが酔っ払っているみどり先生は指令の制限時間に間に合わずに終わってしまう。
そして床が抜け、そして真下にはサメが!
そして続きは購入後で!
キャラクター
主要キャラクターは11人です。
幼馴染みだったり、他の行事で知り合いだったりと意外と初対面ばかりではないようです。
キャラの個性も強くバランスもいいと思います。主人公の誠司もデスゲーム主人公特有のある属性を持っています。
特に鍋島と切子ちゃんが好きです。
綺麗な絵柄なのに残念ですがイベントCGが少ないという欠点もあります。
ブラックメールのルール
デスゲームのルールはどれも複雑でワクワクするものが多いです。
高校生達に渡された端末には通話機能とメール機能の2つの機能があります。
通話機能
・肉声ではなく機械音声に変換される。
・特定の相手を選定してかけることができない。
・毎夜、0時をもって相手がランダムに選定されその相手とのみ、通話が可能。
メール機能
・通話同様に相手は決められている。
・プレイヤーには指令者、受理者、告発者の3つの役割が与えられる。
・指令者は各人の端末に対して、指令メールを送信できる。
・受理者はこれを受け取ると、受理から24時間以内にその指令を実行しなければならない。
意外とデトタリス優しいじゃん!って思うかもだけどこれはある理由があるの。
役割と勝利条件
・ゲームの勝利条件は指令者を見つけ出し告発する。
・告発するには告発メールを送信して端末ホルダーに差し込む必要がある。
・差し込んだ端末は全機能が停止し、デトタリスに回収される。
・逆に自分が指令者で他のプレイヤーに告発されてしまうと敗北。
・告発者には指令者以外のプレイヤーなら誰でもなることができる。
・受理者には指令者が指令を送信したプレイヤーしかなれない。
・指令者はデトタリスがランダムに指定し次の指令者のもとへ連絡する。
・指令者は全ての受理者が指令成功または失敗となり指令完了となることで次の人物へと譲渡される。
違反事項
・指令者が他のプレイヤーに端末を覗かれる。
・指令の放棄。
・指令を他のプレイヤーにバラす。
・夜間に他のプレイヤーの部屋に入る。
生活スペースについて
・参加者それぞれには個室が与えられている。
・鍵部分に端末をかざすと個室の鍵が開く仕組みとなっている。
・端末がなければ自室に戻ることができない。
物凄く複雑そうに見えますが簡単にまとめると
自分が指令者ならバレないように、相手にとって困難な指令を出す。
指令者以外の立場なら同じく困難であろう指令を上手くこなす。
そして相手が出した指令を分析して指令者を断定する。
ってことですね。
まとめ
さて、ここまでの紹介で興味が出た方はプレイしてみてください。
ゲーム本編がプレイ時間8〜10時間です。
値段は610円でスマホノベルとしてはちょっと高いですが中古のゲームソフトだと思えば安く感じます。
購入する前に見てください!
とその前に。
1番いいところで有料にした意地悪なケムコさんに変わって私がその先のストーリーを少し説明いたします。
購入を考えている方は是非この見出しを読んでからお願いします。
みどり先生がサメのいるプールに落とされた所からスタートですが
単刀直入に言うとその後みどり先生はサメに食われ死んでしまいます。
そしてここから敗北=死というルールや船内の生活における重要事項が表向きになります。
・違反行為や指令に失敗するとペナルティや自分のいる場所の床が抜ける。この時点で死は確実。
・23時になった瞬間船内の床が抜けて『窒息ガス』で満たす。つまり部屋に入れない=死。
・食料が1週間程度に減らされている。
誠司達は脱出するために情報を集め動いていきます。
そして指令と憎しみの連鎖が始まっていきます…!
少しは購入意欲を注げたかと思います。
ネタバレレビュー
プレイ2度目の私の感想です。
まず可奈子ちゃんについてです。
彼女は救われて欲しかったです。
勿論全てのキャラクター(香椎含む)に対して思っていますが彼女は特にです。
母子家庭で育ち、実の母親から煙草の火を消されたり、殴られたりと。虐待を受けていました。
母親に虐待される度に父親の違う兄が助けてくれてました。
その母親も麻薬で、助けてくれた兄も交通事故で亡くなっています。
その過去を誠司に告白して、誠司が自分のことを受け入れてくれるのか試したのでしょう。
返事はまだいらない。ここを出た後でと。
可奈子ちゃんは同じく誠司を好意を抱いていた楓によってペナルティを受け死亡しました。
ただ楓も責められないんです。デトタリスのモルモットみたいなものなので。
ラストの可奈子ちゃんが薄くなるシーンでは熱いものがこみ上げてきました。
次に誠司についてです。
黒の令達の主人公である彼について思ったことを書いていきます。
ライバルor相棒的キャラクターの鍋島がクール系なので熱血かと思いきや誠司も落ち着いていて論理的で頭がいいタイプです。
ただし冷酷という訳ではなく、人情が厚いタイプです。
人を殺め、ましてや自分をも殺害しようとした香椎に対しても全力で彼をペナルティから助けようと行動します。
そして武道の心得があり、城ほどではないにしろ腕力と体力があります。
そして作中の女子2人から好意を持たれていてます。
愛も誠司のことを一時期アリだと思っていたこともあり、ミシェルとも夫婦漫才をこなしています。
みどり先生は年齢的に…あと切子ちゃんも鍋島一筋なので関係ないですが。
とかなりのハイスペックの持ち主です。
ただ主人公なのに機械じみた口調が受け付けないという人もいそうですが、ほぼ欠点がない主人公として私は好きですね。
追加ストーリー
次に追加ストーリーについてです。
これはストーリークリア後にミシェル視点の物語をプレイできます。
実は初プレイでして、最初にプレイした時はEXTRAストーリーはやったのにこの追加ストーリーは無視していました。
ミシェルは公安庁内務部・特別案件対策課・対デトタリス班に所属しています。
そしてかなり興味深いデスゲームについての話が出てきました。
この黒の令達の世界ではデスゲーム…ミシェルいわく人身賭博事案は国外問わず発生しているらしいです。
特定の富豪や権力者に対して極秘裏にコンタクトをとっており、高額のベットを設定している。
マインドコントロール、監禁、悪辣な規則、死による償いという4つの犯罪性。
ただの指令での直接的な殺し合いは盛り上がらない。知略ゲームがいいってことみたいよ。
拉致監禁して殺し合いをさせ、それを高い金を払って娯楽として楽しむ連中がいる。
これは現実で可能なんでしょうか?
少なくとも日本では不可能…に近いとは思います。
…おっと危険思考だな。
EXTRAストーリー
メインキャラの過去や作中での真実が書かれています。
最後までプレイしてみて面白かったなと思った方は購入すべきですね。
プレイしてうーん…と思った方は考えた方がいいです。
キャラクター同士の会話が好きだった方は1番下の『調子に乗りすぎた結果』は購入を強くオススメします。
とても微笑ましくてこっちの世界線だったらいいのになと思ってしまいます。
最後のまとめ
以上です。
レビューで酷い評価として多いキャラの言動については香椎はキラーとして仕事しすぎだし、大河は実の妹を失ってから立ち直るの早すぎだし、鍋島は色々とネジが外れてるしと確かに色々問題はありますが特に私は気になりませんでしたね。ストーリーにも不満はありません。
でも暴露(隠し)モードは欲しかったですね。
これからもケムコ作品だったり、他のデスゲームなども紹介予定です。
他のサイトやブログではあまり紹介していないようなアプリも紹介するのでそんなアプまとをよろしくお願いします。
因みにこの記事の文字数は5000字らしい。普段の5倍だ!
頑なにデトタリスと言うのはなんだろうか